本の選び方~上級編~

知的好奇心が揺さぶられる経験がクセになり、少し時間が空いたら本を読むようになった、本を読む量が1年前と比較にならないくらい増えた、社会人になって一番成長したのはこの1年と思えるようになったらもう上級者ですね。

今回は最後のステージ「上級編」です。

 

まだビジネス書を読む習慣がない、選び方がわからないという方は下記のブログを参照ください。

↓↓↓

「本の選び方~初級編~」

↓↓↓

「本の選び方~中級編~」

 

 

では今回のポイント3つです↓

  • 数珠つなぎで読む
  • 1990年代以前の本を読む
  • 人に聞く

 

 

まじめにビジネス書を読んで、私のブログの「本の選び方」を忠実に守っていた方は「え、それ矛盾してない?」と思いましたね。それでこそ上級編です。それでは具体的に見てみましょう。

 

 

  • 数珠つなぎで読む

中級編の「中古の活用」でも少し触れましたが、選んだビジネス書の中から気になった項目をさらに掘り下げ、そこからもさらに掘り下げるという方法です。

例えば、

「ディズニーランドの本を読み、ホスピタリティを掘り下げたい」

「ホスピタリティについて知りたいからホテル経営の本を見よう」

「このホテルが低価格経営で成功しているのは経営者が数値に強いからか、簿記の本を読んでみよう」

これは一例ですが、このようにどんどん広げながら掘り下げていくことで、広い知識が得られるだけでなく、自身が働いている分野以外にも詳しくなります。心理学や歴史、会計知識など、今後知っておくことで人脈形成で大きく役に立つ基本的な教養が固まることもメリットといえます。

 

 

  • 1990年代以前の本を読む

初級では「おじいちゃんが書いた本は読むな」中級では「東日本大震災前後では企業の方針が変わっており意味がない」というようなことを書きました。そのため矛盾を感じたかもしれませんがしっかりとした理由があります。

ヤフーがサービスを開始した1996年、そして、インターネットによる情報が得やすくなった2000年以降と対比し、1990年代以前としています。今ではブログ、メルマガ、動画サイトをはじめとして、どこでも学習できます。それと同時に、出版社が倒産し、絶版本も増えました。それだけではなく、「良い本」ではなく「売れる本」を出版することで、本自体の内容が薄まっているのが事実です。

1990年代、または80年代に書かれた本は日本経済が成熟する以前に起業したオーナー経営者のもの、時代背景からもチャレンジングなものが多く、非常に濃い印象を受けます。少し古臭い内容や、精神論が多いこともありますが、社会で活躍している50代以上の経営者や役員などのバイブルとなっているものも多いため、今後社会で人脈を広げて大きく羽ばたくには必要なものとなるでしょう。

 

 

  • 人に聞く

上級編の締めにしては物足りなく感じたでしょうか?上記の2項目を見てお気づきの方もいるかもしれませんが、上級編のテーマは「人脈」です。

 

過去1年で10歳以上年齢が離れた人と新たな関係を築きましたか?

 

ビジネスで活躍するには5歳以上離れた人のできる仕事ができ、自分よりビジネスに強い10歳以上年上の人と人脈を作ることが重要だと考えています。詳しくは別のブログで書きますが、同年代とのみ会い、仕事をしていると知的好奇心は揺さぶれません。だからこそ、質問してみましょう。

 

「〇〇さんが今まで読んだ本の中で、良かったなと思う3冊教えて下さい」

 

これだけで問題ないです。1冊では全く関係のない本が出てくる可能性があるので3冊聞きましょう。

しかし、自身が認められていなければレベルの低い本を伝えられるかもしれませんし、そもそも相手にされないかもしれませんね。そのために、初級編、中級編を経て、数珠つなぎに知識を得て、不動のビジネス書を読む必要があります。そして、最後に中級編で行った「思考の複写」を尊敬できる10歳以上年上の人からしましょう。そこからはさらに数珠つなぎを行えば、さらにレベルアップができるでしょう。

もちろん、この質問によって「あーこの人、ビジネス出来ると思ってたけど、年齢だけで上に行った人か」と発見することもありますし、自分自身のバイブルを発見することもあります。もちろん、読んだ本の感想はお礼とともにできる限り1週間以内にすれば相手の印象もグッと変わります。沢山本に触れて読んでいるなら問題ない期限だと信じています。

 

 

まとめ

本を読むのはただ単に知識を得て自分のビジネスで活かすことだけではありません。インターネットとの違い本からは周辺情報が得られることにあります。数珠つなぎでお伝えしたように、ホスピタリティについて読んだら経営手法に興味を持ち、会計に行きつくこともあります。当たり前ですが、会計を知らなかった人が理解すれば付き合える人も変わります。そして、自身のレベルアップは世代間を超えた人脈になり、もしかすると本は必要なくなるくらいの生の情報を常にリアルタイムで知ることができるかもしれません。知識は現実の見え方を変えるだけではなく、本当に現実を変えてくれます。

お互いに知識を交換しあうことで何倍も成長できるように、是非上級編を試してください。

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