本の選び方~中級編~

興味のある分野を読み進めていった結果、通勤中だけでなく休日もさまざまな業種や人からヒントを発見し、自分自身のビジネスの参考にし始めた方は中級と言えます。

今回は初級編に続き中級編です。

まだビジネス書を読む習慣がない、もしくは選び方がわからない方は下記のブログを参照ください。

   ↓↓↓↓↓

「本の選び方~初級編~」

 

 

では今回のポイント3つです↓

  • 同じ内容の本を3冊以上読む
  • 著者の出版順に読む
  • 新書と中古を活用する

 

ピンときましたか?それでは具体的な内容を説明していきます。

 

  • 同じ内容の本を3冊以上読む

好きなテーマは良いですが、3冊は同じテーマのものを読みましょう。例えば、「小規模の販売系店舗が成功した話」に絞って業種を問わずにアパレル販売店や飲食店、コンビニエンスストアの3つに絞ってみると新たな発見があります。

3冊同じテーマの本を読むと、違う業種でも探している成功の本質や共通点が見つかります。上記の例でいくと「ホスピタリティ」の共通点があるかもしれませんし、「客単価を上げえるための工夫」が共通しているかもしれません。

1冊からでは意外に「自分とは違う業界や人だからな」と思ってしまうことも、3冊読むと共通項目、そこから活かせることまで出すこともできます。

 

  • 著者の出版順に読む

本を読んでいくと、尊敬する経営者や著者が見つかることでしょう。もし尊敬する著者が数冊以上書いているならこの方法を取り入れてください。

著者が出版した順番で読むことによって、その人のビジネス人生をそのまま疑似体験ができます。そうすることで一貫してその著者が思っている信念や、業界の本質といったところがわかるようになります。逆に、1冊目では「〇〇は大事だ」と言っていたことが、3冊目では「〇〇はしてはいけない」と言っているような発見も出てきます。これで著者の考え方の変化などがわかり、脳みそが倍になったような錯覚になるかもしれません。コーチングなどや自己啓発セミナーなどでいわれるテクニックの「ブレインコピー」とは少し違う努力による「思考の複写」ができます。

注意点は、10冊以上書いている著者の場合は、1冊ずつの内容が薄い場合があるということと、一貫した信念や本質ではなく“ただ同じ内容”が書かれている場合があることです。もちろん、内容が薄いものはそもそも好きな本にならないかもしれませんが、注意してください。

 

  • 新書と中古を活用する

初級編で本屋に通うようになり、中級編で作者の思考を複写する段階で、重要になってくるのは中古書店の活用です。「本はたった1500円で何十倍も成果があがる一番利回りの良い投資だ」と言われてもやはり目先にお金がどんどん減っていくのは緊張感があるかと思います。そこで私が実践した中古店の活用の仕方は、

 

  • 新書を1冊買い、その中に関する知識、気になった業界やスキルについて中古を買うこと。
  • 確立されている経営戦略、例えば「アメーバ経営」「ランチェスター戦略」「ブルーオーシャン戦略」など知識として必要かつ、今後アップデートしないものを買う。
  • 新書を買って読んだ後、その要点をまとめたら売りに行き、中古を1冊~5冊ほど買う。

 

これらを駆使して本を読みました。しかし、中古を買う時の注意点もあります。それは、社会が大きな転換期となった出来事に気をつけるというものです。具体的には「2008年9月リーマンショック」「2011年3月東日本大震災」などがあてはまります。その前後では社会全体の意見がガラッと変わったため今と当てはまらないことが出てきます。法改正などもこれに当てはまるので注意が必要です。

これを逆手にとって「2005年個人情報保護法の施行」前後の集客方法、「2007年i Phone発売」以前の営業手段、「2013年ブラック企業が流行語大賞に」以前の労働環境など、今では公にはできないことでも、通用する商売の基本を知るということもできます。

 

今回はビジネス書初心者から中級者になった方に向けて書きました。「この選び方はどうだ」というのがあればコメントしてください。

それでは引き続きレベルアップしていきましょう!

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