なぜ学習が必要なのか

「勉強しなさい!」

子どものころ、こんなことを言われていませんでしたか?恥ずかしながら私は高校生でも毎日のように言われていました。

「大人は勉強しなくていいなぁ」と言ったら「子どもの仕事は勉強すること!」と言われたのを今でも記憶しています。

 

さて、ここで質問です。

 

あなたは毎日どのくらい学習時間を取っていますか?

 

資格を取得しようとしている人はやっているかもしれませんが、仕事以外の時間や休日に時間なんて取れないという人が大半だと思います。

ここで考えないといけないのは、社会人はお金をもらっている「プロ」だということです。

練習をしないスポーツ選手がいないのと同じで、勉強をしない社会人は本来いないはずです。しかし、練習をせずに試合に行き、試合を練習に使っているような社会人がとても多いのです。もちろん、そういう人が良いパフォーマンスを出せるわけがありません。

 

これがサービス業に携わっている人ならお客さまにとって最悪です。

 

本番であるお客さまとの接客の場に練習をせずに出た挙句、上手くいかなかったときにお客さまのせいにするという営業を私は数多くみています。

中には、下手な接客のせいでお客さまの買う気を削いでしまう「買わせてくれない営業」もいます

 

かたや、役者の方は舞台が決まった後、台本を読み込み、セリフを覚え、同時にチケットを売り、リハーサルをし、初めてお客さまの前で舞台に立つ方がほとんどでしょう。

 

もうお分かりだと思いますが、勉強しない社会人はあり得ないということ。

しかし、皆さんにとってラッキーなことにそれに気づいている人はほとんどいないということ。

 

つまりは、正しい学習をすれば少なくとも周りから頭ひとつ抜けた存在になれるということ。

 

もちろんそれには“正しい”学習が必要にはなってきますが、少なくともそれには目的が必要だと感じています。

ただ単に「今の仕事のために」とばかり考えていると仕事以外の時間も仕事をしている気持ちになり、続かなくなります。(もちろん24時間仕事のことを考えることは反対しません。)

 

まずは将来的に、成し遂げたいことがあるか考えてみてください。

 

「自分で店を持つ」「社長になる」「フリーランスで活躍する」、それらの目標の途中に今働いている会社や状況があると思ってください。

もし、「独立して飲食店がしたい」という目標があれば、独立にも会社員にも役に立つ会計の勉強をするのも苦にならないはずです。また、同僚と行くランチや居酒屋も学習になります。

もし、「今の業界でフリーランスとして活躍する」のであれば、業界での人脈を構築、信頼を得るために人の何倍も働いて成果を出すことも平気なはずです。それだけでなく、どんな服装が良い印象を与えるのかを調べたり、ファッション雑誌を見たり、買い物に行くような遊びのようなことも学習になります。

 

つまり、目標さえあれば今の状況全てを楽しみながら「学習の場」として利用することが出来るということです。

 

そして、それを活かせた人が活躍できます。

 

もし、あなたが会社員として5年働いているのであれば、同じ1年を5回繰り返しただけの人なのか、毎年新しい1年を5回超えてきたのか、成長度は全く変わってきます。

せっかくやるなら成長したい、そして、楽しい方が良いですね。

 

学習環境はどこにでもあります。

今回の内容は気持ちだけで切り替えられますのでまずは目標づくりから実践してみてください。

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