解雇・降格・減給

誰かを減給や降格、解雇にしたことはありますか?

 

いきなりの質問ですが、まずこのネタはいつ書くか迷いながらずっと書いたり消したりつけたり足りしたものであり、間違っていることは言っていませんがアップロードすることをやめていました。しかし、この数回の勉強会をして経営的判断を迫られている人のために、そして、後押しになればと思いアップすることにしました。

 

そのため、文章がだいぶ前に書いたものと今書いたものとが混在しているため読みにくいかもしれませんがご了承ください。

 

では、どうぞ。

 

 

最近、コロナウィルスの影響で経営者の方は休業、廃業と苦しいを迫られている方も多くなってきました。

 

経営を続けていれば、苦しい場面はたびたび起こりますが、減給、降格、解雇といった「人事」に関することは経営をしていて迫られる選択の中でも最も苦しいものではないでしょうか?

 

私の考えを最初に、誤解を恐れずにお伝えしておきます。

 

 

「減給・降格・解雇」をしてはじめて一流の経営者になれるというものです。

 

 

説明をします。

 

日本人の意識として「昇給・昇格・永年勤続」をすることはまだまだ当たり前のものというのが根付いています。

 

しかし、経営をしていて毎年、毎年が前年を超えるなんてことはないでしょう。

 

 

例として、ある会社の売上が前年対比100%と仮定してみます。

 

昇給をする人ばかりで人が辞めなければ利益は前年より下がります。

昇格させ続けていればやはり利益は下がります。

人が辞めなければ、昇格するポジションがなくなります。

ポジションがなく昇給が続けば、管理職と一般職の給与の差がなくなります。

 

 

これを仮定した上で経営者は早い段階から判断を行います。

その中で、降格や左遷などの選択肢は常に頭の中に置いておくべきでしょう。

 

 

しかし、今まで難しい人事的な決断をしたことがない経営者は、

 

「会社や組織が上向きであった時代しか経験していない」

「このままだと、会社は苦しいが、上向きになると“信じて”良い顔を守っている」

「重い人事判断は怖くてできない」

「働いているメンバーと仲良くしていたい」

 

このような考え方を持っています。

 

 

解雇や左遷は無論、“ないに越したことはない”でしょう。

しかし、本当に悪い時代というのは経営をしていればやってきます。

 

 

今、コロナウィルスの状況で “work from home” 日本では「テレワーク」と言われている働き方が非常に増えています。

 

通勤に1時間半かけて、満員電車に乗って、8時間働いて、帰宅に1時間半かける

 

このような働き方をしている管理職は都心には非常に多いものです。

 

私のお手伝いしている会社では、

 

「通勤に3時間もかけるなら打ち合わせが3本できる」

「事務の人を5人雇っていたが、実際2人で間に合っていた」

「オフィスもこの広さはいらない」

 

こんな発言をされた方が経営者がいました。

この方と同様に今回のことで経営者でも数々の無駄に気づいている方は増えてきたのではないでしょうか?

 

景気はずっと上向き続けるという“考え方”は一般的に日本やオーストラリアでは当たり前になっています。

 

しかし、実情で両国の共通点は「景気は衰退することもある」(日本ではとっくに下降線をたどっていますが)そして、「インバウンドの収益に頼り過ぎている」ということです。

 

上述の経営者のように「気づき」を発見でき、かつ「前向き」であれば、売り上げに対して、本当の適正なサイズを考え直すには非常に良い機会になっています。

 

当たり前ですが、悪い状況を経験するだけでなく、それを立て直したという経験が経営者としての強さになります。

 

 

話を戻しますが、もしも、この状況でどうしても人事判断をせざるを得ないときは、あなたの組織が社会にあることの意義があるなら思い切って行うことをおすすめします。

 

 

会社とは

資金調達→資源投資→利益創出

この繰り返しです。

 

 

この時期をチャンスに使うか、ただ待つかによって皆さんの会社や組織、スタッフ、またその家族の生活が大きく変わってきます。

責任はありますが、良い会社であり「残すべき」と考えるなら思い切った決断も必要です。

 

相談はいつでものりますので一緒に頑張りましょう!

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