勉強会では何回でもお伝えしている内容ですが、今回は良いモノを“作るだけ”“用意するだけ”じゃ売れないということを時代背景などを含めてお伝えしたいと思っています。
ご存知の方は復習用に、再確認していただければと思います。
良いモノは売れない?
まず、大前提として良いモノは売れないということをお伝え出来ればと思います。
もちろん、良いモノが絶対売れないというわけではなく、良いだけでは売れないということです。
なぜなら、良いモノとわかってもらうためには手に取ってもらうようにしなくてはいけないからです。
つまり「良さそうに見えるモノ」がまずは売れるのです。
そして、それが良かったらリピートに繋がるのです。
今回の結論はこれが全てですが、少し補足説明もしたいと思います。
スマホの普及への理解が必要
ここで、人間関係や人付き合いの話をしますが、今までは古くから2000年代に入るまでは近くの人、そして極端な話、隣の家の人と長い時間をかけて人間関係を構築していかなくてはいけませんでした。
それは会社の関係でも同じで終身雇用という考えも根強く、長く一人の人と付き合っていくというのが大事に思われていました。
しかし、スマートフォンの普及により、人はどれだけでも遠くの人と繋がれるようになり、関係の構築も何年もかけて築いていくということが少なくなりました。
つまり、何年もかけたり、何回も会ったりして気の合う人を探すことはなくなりました。
それは商品も同じです。
今までは信頼のあるお店や人から買っていたものが、スマホひとつでどこの商品でも比べられるようになり、良さそうに見えるものが買われるようになります。
ダイレクトに商品を見つけるため、従来の狭い世界での「買って良かったら使い続けるか」という感覚はなくなってきているのではないでしょうか。
良い商品が負けてしまう代表的な相手
結論、良さそうに見えることが大事、としましたが、文章や写真でダイレクトに消費者に「良さそうだ」と見せなければ選ばれる前に負けてしまいます。
その最たる相手は「インパクトのある商品」です。
良い商品を“良くなさそう”に売ってしまえば、“良くないインパクトのある商品”に負けてしまいます。
皆さんの経験や周りにもそのような商品がなかったでしょうか?
きっと何個も頭に思い浮かぶことだろうと思います。
商品はまず試してから購入して継続して使うという時代ではなくなったのかもしれません。
良さそうに見えないならインパクトのある商品に負けます。
ここでいうインパクトが消費者にとっては「良さそう」な商品なわけです。
例えば、写真映えが良い商品は「良さそう」ではなく写真で「良さそう」ではなく「良い」ことがわかっているため、食べ物であれば「味は二の次、三の次」ということになるのです。
そのため、どの分野で商品を良さそうに見せるのか、それには文章なのか写真なのか、両方なのか、何を求めている消費者に対してPRするのか、ということが大事になってきます。
今回は「良い商品ではなく、良さそうな商品が売れる」ということ。
そして、「ちゃんと見せなくてはインパクトのある商品に負けてしまう」ということ。
こちらを再度認識していただければと思います。
何か身の回りにある、「良くないのに売れているような商品」があればコメントでもメッセージでもいただければと思います。
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