コンビニで買え!

お金の貯まらない人の特徴を調べるとほとんどの情報に「スーパーではなく、毎日コンビニで買い物をしている」というのがあります。

 

今日は経営者の目線と会計目線で経営資源であるに「お金」ついて考えてもらいたいと思います。

 

 

さて、冒頭にも述べましたが、あなたはスーパーとコンビニどちらで買うことが良いと考えますか?

 

大体の方がスーパーと答えると思います。

 

では、駅から帰り道にあるコンビニと駅から家を通り過ぎて15分遠いスーパーだとどうでしょうか?もちろん、コーラやカップラーメンといったまったく同じものを買うことを前提に考えてください。

 

 

どうでしょう?

それでも“節約の教科書”には間違いなく「スーパーで買え!」と書いてあるでしょう。

 

 

正解は「コンビニで買え!」です。

 

この答えは経営者目線では間違いなく正解、会計目線でもやはり正解です。

 

 

まずは経営者目線で解説していきます。

 

あなたの役職がどんなポジションであれ、会社員もしくはフリーランスとして資本主義社会で月給であれ、日給であれ、仕事ごとの支払いであれ、お金を稼いでいるはずです。

 

質問です。

あなたは時給いくらの人でしょうか?

 

今では笑い話ですが、私はバイク屋さんに勤めているときに毎日平気で15時間以上働き、休みは週1回あるかないか。時給計算をしたら余裕で700円を切っていました。

 

みなさんはそんなことないでしょうが、一例をあげてみましょう。

 

給与30万円、週休2日、8時間勤務の方の場合

30万円÷22日÷8時間=時給約1700円

 

このような形になります。

つまり、あなたが社会的に認められていた価値は1時間1700円となります。

 

この時間に往復30分かけて50円安いものを買いに行くというのは経営資源の無駄遣いになりますね。

50円-時給1700円×0.5時間=-800円

 

加えて言えば、コンビニの滞在時間とスーパーの滞在時間は全く違いますので損の差は大きくなります。ここでも時給がどんどん動いているとイメージできると思います。

 

経営という目線で見たときに、この場合は資源分配として正しくないことがはっきりします。

 

少なくともこの時間に1700円以上の価値を生み出すか、未来に向けた投資を行うべきという結論になります。

 

 

 

では続いて、会計目線で説明していきます。

 

先ほどは経営資源のお金と時間についてでしたが、時間という資源を切り離し、切り口を変えたお金の考え方です。

 

3%オフか、30%オフかどちらが得か。

大体の方は30%と答えるでしょうが、これは会計目線では決められません。

 

金額で考えるとわかりますが、そもそも買うものの金額によるからです。

 

ほとんどの方は、スーパーで安いものを買う“努力”をしながら、高額商品は安く買おうとしません。

 

高額商品とは高級バッグや家電製品、車、家など生活必需品ではなくどちらかというと贅沢品と言われるものです。

 

毎日行くコンビニの買い物でスーパーより毎回50円安い商品を買うとしましょう。

 

365日×50円=年間18250円の得

 

当てはまる方もいるかと思いますが、高額商品の損は年間でこれを大きく超えているのではないでしょうか。

車を買う時にオプションをつけて合計10万超えるなんてザラですし、それをローンで買えばさらに金利がかかります。

 

ローンで考えた場合、一般的に最も高い買い物は住宅になります。

 

3000万円の家を35年ローンで借りた場合

金利1%で約557万円

金利1.5%で858万円

金利2%で1174万円

 

高額商品を現金で買う、ローンで買う、などに関しては今度投資の目線が入ってくるので別の問題となりますのでここでは割愛しますが、ほとんどの人がそこまで考えず、または知識が乏しい状態で判断をして高額商品を購入しています。

 

「塵が積もっても山にはならない」ことがお分かりいただけたと思いますが、会計目線を持ってすると割引率より金額をよく考えたほうがいいという例を上げました。

 

 

私生活であまり難しいことを考えたくない場合(考えた方がいいのですが)

 

5万円を超える買い物はじっくり考える、10万円を超える買い物は詳しい情報を集める、100万円を超える買い物はプロに近い知識を手に入れるなど、自分の中で買い方を決めておくのが良いでしょう。

 

どちらにしても、自分の時間を無駄にするような節約は経営者目線として失格、知識もないのに大きな買い物をするのは会計目線で失格という視点を持ってみてください。

 

知らず知らずのうちに仕事をしていない時間帯の生活の質を下げていることになっていないか、今一度見直してください。

「副業」のブログでも書きましたが、目標に向かって生きていること全てがあなたの「本業」です。誰も考えていないことを考えられるだけでもう周りとの差がついています。狭い考え方で狭い世界で生きないように色々な目線を持つようにしましょう。

 

ということで、「今日は遠くのスーパーで買うなら、近くのコンビニで買え」というものでしたが、これと同じようなエピソードをお持ちの方はぜひブログに書いてください。

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