知識を得ること
世の中はインターネットに溢れ、情報がいくらでも得られることから「知識の時代」から「知恵の時代」になったと言われ、かなりの年月が経ちます。
簡単に言うと、昔は情報を得る手段がなかったため知識を持っている人が重宝されたのが、今は誰でも知識が得られるため、それを使いこなす知恵を持っている人が重宝される、という意味のものです。
これには大いに賛成ですが、いまだに得た知識を知恵でもって使いこなしている人が少ないのはなぜか?と私は常々思っています。
その問題が知識や情報の質と量にあるのではないかと思います。
今回はそのことを簡単にお伝えします。
知識や情報はどこから得る?
私は情報には2つの側面があると思っています。
それは
①情報との距離
②情報のスピード
です。
ひとつめの「情報との距離」とは、一次情報か二次情報か、はたまた三次情報か、という出所の問題です。
実際に行った人から聞くのが一次情報、その人に聞いた人が話すのが二次情報、とイメージしてもらうのが良いでしょう。
ふたつめの「情報のスピード」とは、その出来事が起こってからどのくらい経過してから知るか、です。当たり前ですが、時間が経てば経つほど情報は古くなります。
本?ネットか?
そういう意味では、本は出版の特徴から「一次や二次情報が多い反面、起きたことに対してのスピードが遅い」ことが挙げられ、インターネットは「スピードは速いが何次情報、または正しい情報か信憑性がわからない」という面があります。
今回のテーマである知識に関しては少し情報とは違う面もありますが、私は知識や情報を得るにはまずは「本」をおすすめしています。
大きな理由は「インターネットは自分の知っている情報の深掘りは出来るが、知らないことは調べられない」という大きな特徴があるからです。
本は、ビジネス関係であれば200ページ以上の本ばかりなので、読んでいるテーマに関係することもしないことも読み進めているうちに勝手に目に飛び込んできます。
本の中で世界が広がっていくイメージでしょうか。
その面から私は情報スピードの遅さを踏まえても価値があると考えています。
まずは知識から
どんなに頭の回転が早く知恵が働いても、使いこなすための知識の引き出しが少ないと役に立たないことは明白です。
なぜか社会人になると、学生時代に言われていた「あの子、勉強はできないけど賢い」といった人の活躍がどんどん減っていきます。
それは新しい知識を得たときの喜びがないため、仕事もそういう姿勢になってしまい、テクニックで乗り切ってしまうこともあるかもしれません。この文章を読む方たちは、知らないことを知り、好きなことが増えたりすることが好きな方たちだと思います。
知らないことを知ると世界が広がるのはもちろん、社会人生活を豊かにします。
さて、新年度が始まりました。
今日何か一冊手に取ってはいかがでしょうか?
「おすすめ教えて」「私は何読んだら良い?」などもし質問があればいつでもメッセージください。
ではまた!
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