嘘をつかないこと

みなさんは、営業で、販売で、今までのアルバイト経験でお客さまに嘘をついたことはありますか?

 

 

私は似合ってない服を「すごい似合ってますねー!」と言われ、調子に乗り、春秋用の赤色のトレンチコート買ったことがあります。

 

そして、家に帰って見たら明らかに似合ってませんでしたし、あの店員は最低だと今でも思っています。

 

服屋の店員と少し細く見える鏡は信じるな、と色々な人に言った覚えがあります。

 

 

さて、今日は接客業の話。

 

 

「嘘」についてです。

 

 

世間一般のイメージでは「営業」「販売」つまり「接客業」は「売るためには嘘をつくから気を付けろ」が根付いています。

 

実際、思ってもいないのに過剰にほめたり、無理して良いところを探そうとしているのを営業職や販売職から感じたことがあるでしょう。

 

つまり、こういう店員は「客に売るためにとにかく良い気分にさせて財布のひもを緩めさせろ」という考えをもっています。

 

 

私の今まで売っていた商品はオートバイと英会話ですが、日本では両方ともに「嗜好品」という位置づけになると思っています。

 

例えば、東南アジアであればオートバイがないと生活できない。

また、英語が話せるようにならないと豊かにならない。

このような位置づけには日本ではなっていませんね。

 

それだけに余裕資金で購入するため「すぐに成果・効果がわかりにくい」商品の分類になります。

 

 

実は、世の中のほとんどの商品が「比較的なくても困らない、代替品があるもの」になりますが、あなたのビジネスではどうでしょうか?

 

 

代わりがあるものだからこそ、接客業に関わる上でいちばん大切なことは間違いなく「信頼されること」です。

 

そのための大前提が「嘘をつかないこと」です。

 

嘘をつくとその場で上手くいくこともありますが、信頼は得られまません、もし、されたとしてもずっと自身の中で引っかかり続けます。

そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。

 

お客さまに媚びたり、嘘をついたり、自分の性格を偽ったり(自分に嘘をついたり)すると、どんどん仕事が嫌になります。

 

 

過剰に元気になったり、接客のときだけ声を変えたりするせいでオンの自分に疲れてしまい、オフを楽しみにする、そして自分自身の裏表が嫌いになっていき、仕事が嫌いになるという流れは接客業の定番になっています。

 

接客業は上にも述べたように、嘘をついたり、人に媚びるイメージを持っている人もいますが、実際に働いている人ですらそのイメージで働いている人もいます。

 

「売ればいいんでしょ」と考える人も中にはいます。

 

しかし、商品販売はほとんど「売ってからがスタート」になります。

 

買っていただいてから関係性が構築されはじめます。

 

なぜなら商品は良いから買うのではなく“良さそう”だから買うからです。

使ってから良さを実感して次に繋がります。

 

 

信頼関係のためにもまずは「褒めるところがあるときだけ褒める」ようにしましょう。

もし、褒めるところが見つからない場合、素直に人の良いところが探せないくらい余裕がなくなっている証拠ですので、数日休んでも良いかもしれませんね。

 

たまに、頭からつま先まで何でも褒めるような人がいますが、これだと褒めることだけ考えて、困っているお客さまの顔の気づかない場合があります。

これもお客さまの顔を見る余裕がないので、少しお休みが必要でしょう。

 

 

話を戻しますが、芸は身を助けると言いますが、嘘は身を滅ぼします。

 

 

接客業は、ストレートなトークだけでなく、お客さまの気持ちを察すること、自分の感情のコントロール、幅広い知識など上に行けば行くほど、スキルが必要になり、それはそのまま自分の成長につながることに直結します。

 

誇りをもって自然体で、無理せずにいけば必ず一生使えるスキルが手に入ります。

そして、自然と信頼され、紹介が増え、自分もビジネスも大きく成長できます。

 

 

「嘘をつかないこと」これが信頼されるための絶対条件です。

 

 

もし、少しでも無理をしていると感じるのであれば一旦落ち着いて理想の自分を考えると良いでしょう。

楽しく働く自分のためにも、営業や接客のテクニックは誠実な土台の上に築くようにしましょう!

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