会社員は自由人

会社員は大変です。

上司に気を使い、部下に気を使い、都会の方であれば満員電車でぎゅうぎゅうになりながら通勤をします。

 

 

私の周りには、通勤中にふと周りを見たら、同じようなスーツを着て、同じ建物に吸い込まれていく様子が目に入り、「日本のサラリーマンは囚人みたい」と思ったことをきっかけに留学をすることにしたという友人がいます。

 

おそらく実際働いている人も一部の人を除いては「会社員は囚われの身」だと考えながら毎日をやる気なく過ごしているように感じます。

 

サラリーマンの終身雇用の名残としての「長く在籍することの常識」がこのように「囚人列車」になって今の時代に姿を現したのでしょう。

 

 

資本主義社会では会社員はどんな役職だとしても「使われる側」であることは変わりません。

好きなことが出来る人はほぼ「資本家」「投資家」と言われる人だからです。

 

 

しかし、「こんな会社やめてやる!」と言ってやめることはおすすめしません。

 

「上司に辞表をつきつける」というのも終身雇用が当たり前の時代にドラマの中で「かっこいい反逆者」として映し出された影響でしょうか、ドラマの主人公ならそれから10週ほどの間で様々なアップダウンがありながら満足した結果になるでしょう。

もちろん”作り話では”と付け加えておきます。

 

現実問題、「辞表突きつけ男(女でも可)」は相当ヤバいやつです。

似たような状況はバイク屋だった時代に何回か出くわしていますが、100パーセントといっていいくらいヤバいやつでした。

良い大人はそんなことしません。

 

 

だとしたらこのまま囚人列車に乗る生活を何十年も続けなくてはいけないのか、というとそれもおすすめしません。

なぜなら、会社が倒産したり、業績悪化によって給与が下がったりする可能性で会社のみで働いているということは、自立できていないことと同じ意味だからです。

 

 

これを言うとほとんどの人が「忙しくて何か新しいことはできない」と言います。

 

本当でしょうか?

 

 

発想の転換をしてください。

 

 

×「会社員不自由な囚われの身」

〇「会社員は自由を与えられた身」

 

会社員というのは会社に人生を縛られているという発想もありますが、毎日8時間ほど働くだけで、1か月分の生活を担保されているのです。

 

つまりは24時間のうち、8時間は会社で決められたことをし、8時間は睡眠し、残り8時間は何を食べようが何を着ようが何をしようが問題ない権利を与えられているという認識です。

そして年間100日以上も休めます。

 

私は以前もブログで書いていますが、会社のために生きていたり、会社を大好きという人に対して否定的ですが、会社を即辞めて新しいことを挑戦することはおすすめしていません。

本来、会社と対等な立場で契約を交わしているはずなので権利はしっかり使うべきだと考えているからです。

 

では自分の8時間は何に使えるでしょうか、通勤や食事、家事など日常生活があるので大幅に少なくして「2時間の自由時間」にしましょう。

 

この時間で何か新しいビジネスを行う人もいます。

資格の勉強をする人もいます。

読書時間にしてもいいでしょう。

語学学習もおすすめです。

 

この時間を「未来の収入のためのスキルアップの時間」と私はしています。

この時間のスキルアップは会社員のままでいれば出世に関わるでしょうし、独立するのであれば準備期間になるでしょう、私はこの時間を読書に使っていました。

万が一、この時間を取れなければ、この時間をとれる仕事に転職することを強くおすすめします。

 

 

では会社員ではなく経営をしている人だとどうでしょうか?

経営者は24時間経営者です。

休みもないかもしれません、会社員だったころの「ラクな時代」を忘れるくらい必死かもしれません。

 

 

事業をされている方も発想は同じですが、はっきりと「時間の3分割法」で考えましょう。

 

  • 3割の時間で最低限生活できるだけの収益を確保する。
  • 3割の時間をスキルアップとそのスキルを活かした新ビジネスを試す。
  • 3割の時間で未来のための人脈を作る。

 

時間軸は1日も1週間でも1カ月でも問題ありません。

 

この3分割法で重要になってくるのが1番目です。

ひとつめは、そもそも今のビジネスで収益を上げなくてはいけないことがあげられます。はじめは10割の時間をそれに使っても良いと思います。寝る間も惜しんで収益化にこぎつけて初めて未来に向かえす。

ふたつめは、未来の収益確保のために最低限の収益でとどめながら自己投資できるかどうかです。収益が出だすと人間は「もっともっと」となり、とにかく今のビジネスを突き詰めて収益をあげることに没頭します。しかし、その状態ではスキルを上げる時間もなく、人脈も形成できないのでシンプルに体力勝負からの時代の変化についてけずにビジネスを畳むということになりかねません。

 

優秀な経営者の方であれば、今のビジネスをしながらもスキルアップをしたり、人脈を作ったりできるはずです。

ただ、しっかりと心に決めておいてもらいたのはスキルアップや人脈形成など半分以上の時間は未来に向けた行動をしなくてはいけないということです。

 

未来に対する時間を作らなくては気づいたときにはもう遅くなっていることがあります。

 

だからこそ、どのように時間を確保できるか、収益はどこまで必要かを考えましょう。

 

 

そして、勘のいい会社員の方であればお気づきかもしれませんが、独立を目指す場合、今の会社員の状態で「最低限食べていけるだけ」の状態を新しいことで生み出せれば新しいスタートラインに立てるということになります。

 

その状態になると、色々な選択肢が増えます。

実は余裕が出た人は会社内でも上にいけるようになります。

 

 

時間の使い方で未来は変わってきます。

少なくとも、今いる状態は自由な時間があるはずですので頑張ってください。

 

何か成果が出たときなどあれば是非教えてください!

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