ビジネスを始めるときの基準

ビジネスをはじめるには

 

みなさんの中にはいろいろな理由でビジネスを始められた方もいるでしょう。また、これからビジネスを始めようとされている方もいるかと思います。

 

そこで、「ビジネスを始めるには?」という観点からどんな風にビジネスを始めたらいいのかということを話したいと思います。

 

これからのビジネスの見つけ方や、今のビジネスを考えるきっかけにもなるかと思いますのでご参考にしていただければと思います。

 

何を基準にビジネスを選択するか

 

皆さんは、ビジネスを始めるとき、何を基準にビジネスの分野を決められますか?

 

ほとんどの方が、「昔から好きで」「得意な分野で」または「最近まで同じ分野で働いていて」というような理由で決められるかと思います。

 

もちろん、それも悪くないのですが、今回は少し違った角度から見たいと思います。

 

それは「お客様の深い悩みを解決する」ということです。

 

深い悩みとは

 

ビジネスには大きな枠組みとして「買い手の悩みを解決する」という側面があります。それはそちらかというと、「悩み」という側面より「要望」という意味合いに近いのではないかと思います。例えば、一般的な飲食では「安くておいしいものがあれば」という要望に対してそれに合わせたようなお店ができます。

 

しかし、ほとんどのビジネスが成功しない大きな理由が例に挙げた飲食のように「買い手の悩みが深くないから」と言っても良いと思います。

 

深い悩みとして考えられるのは「食事制限が必要である」「アレルギーの問題がある」「宗教上の問題がある」といったものは基本的には「無視できない」「放っておけない」ことのため深い悩みに分類されます。

そのような悩みを解決するビジネスはなくてはならないものとなり、安定した高収益のビジネスモデルになりやすいと言えます。

 

逆に美容や飲食のビジネスに関しては絶対なくてはいけないという分類にはならず、プラスαのビジネスのため失敗することが多いと考えられます。

 

そのため、ビジネスを新たに始める場合は、好き嫌いや得意不得意の前に、深い悩みに焦点を当ててみるということを考えてみて下さい。

 

ポジティブは良くない?

 

ポジティブな考えがビジネスを始めるには必要だと考える人が多いでしょう。それはもちろん間違いではありません。前向きに物事を捉え、何が起こっても諦めない、そんな姿がやはりビジネスをする姿としては理想かもしれません。

 

しかし、ポジティブな考え方の人ほど「深い悩み」を考えずにスタートする人が多いのも事実であり、ポジティブが失敗の原因になることもあります。ビジネスプランを作るとき、最初の考え方が大事ですが、「ネガティブな人が沢山いる」「悩みを前向きに解決できない人がいる」ということを意識することを忘れないようにしましょう。

 

過去に『マネーの虎』に出演されていたほんだらけの樋口会長とお会いしたときにおっしゃられていた言葉の中で「ビジネスを始めるときはありとあらゆる可能性、失敗することもどうなったら撤退するかの基準など何もかも考えてスタートする。そのかわり走り出したら上手くいくイメージしか持たない。」というものがありました。

 

ポジティブな人は走り出したらとにかく前を向いていけばいいでしょう!しかし、ビジネスの設計時はとにかくありとあらゆる可能性も、買い手がどのような悩みを持っているかなどとにかく考えることが重要でしょう。

 

最後に

 

 

皆さんのビジネスは深い悩みに即したビジネスでしょうか?それとも、プラスαのビジネスでしょうか?

 

深い悩みを解決するビジネスはなくてはならないという点から新規ビジネスを立ち上げるときはそのことを中心に考えてもらいたいと思います。

 

逆に既存のビジネスがあり、ライバルが出現したり、ライバルとの競争が激しい場合は、ビジネスを宣伝するときなど、立て直すときでも、今一度立ち位置を変えるということも必要です。それが、深い悩みには到底追いつかないようなもので、すでにビジネスとして鵜誤解してしまっている場合は、ターゲットを見直したり、コンセプトや打ち出し方を見直すことで解決します。

 

今回の内容はビジネスを新規で立ち上げる際に有効な手法でしたが、既存ビジネスにも置き換えて考えることができますので、ぜひご活用ください。

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