しっかり壁になること

最近、コンサルタントとして気を付けていることがあります。

 

それは「壁打ち」です。

 

例えば私のインスタやFB、セミナーや勉強会で情報を発信するときは、考えていることや感じたことを積極的に発信するようにしていますが、クライアントの方から相談を受けるとき、問題解決をするとき、次策を練るときは「○○だから○○してください」というような言い方はあまりしません。

 

では、何をするかというと「聞く」と「返す」です。

 

テニスや卓球、サッカーで壁に向かってボールを当てて返ってきたものをまた打ち返してということを繰り返しますが、「主体はクライアント、私は壁」というように考えています。

つまり、相手の投げかけに対して壁になり、ときにはフラットの壁ではなく「打っても右にしか返ってこない壁」や「この部分に打っても通り過ぎる壁」などを心掛けています。

 

そうすることでクライアントの方は「自分で考えた」ことになるので実行力と納得性がたかくなるというのはもちろんですが、一番大きいのは「今のレベルにあったことを実行できる」ということです。

 

アドバイスや問題解決をする仕事はどうしても「問題を解決すること」に集中してしまいますが、それでは相手の成長幅は少なくなります。

自分で考えることにより成長し、自分で実行するから成長しますが、様々なアドバイザー業の方は意外に「答えを渡す」ことに集中している場合が多いため、相手が成長しない場合が多いものです。

 

出来れば「相手を成長させる」ということを根底にアドバイスをしなくてはいけません。

 

教育的なコンサルタントは「選択をして納品」するのではなく、選択肢を増やし可能性を増やすだけでなく、「選択できる人にすること」にポイントがあります。

 

とは言いながらも壁になるということは、相手の知識レベルや経営のレベルをしっかりと理解しなくてはならないため、私自身も成長を続けなくてはいけないので、もしかしたら私のために私は壁打ちをしているのかもしれません。

 

相手の壁になれるよう日々私自身も成長します。

 

少し短いですが今回は以上です。

皆さんのビジネスで同業の多く方と違うことをしている点を教えていただければと思います。

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